「うつ」のサイン? -その2- うつの様々なストレス要因とその症状について

こんにちは。

“落ち込み”思考から“幸せ”思考へ導く
心理カウンセラー 神木春人です。

前回は、
「うつ」のサイン? -その1- なりやすい人はどんな人?&簡易チェック表
というテーマでお伝えしました。

今回は
「うつの様々なストレス要因とその症状」
についてお話ししていきます。

「うつ」の様々なストレス要因について

ストレスの元となるものは、さまざまな場面や体験など、個々人で違ってきます。

それゆえに、ひとくくりに「これだ!」というのは難しく、はっきりした原因がわからないと言われているのもそのためだと思われます。

ただ、ハッキリしてることは、「ストレスをきっかけに起こることが多い」ということです。

そして、このストレスも2種類あると言われています。

大きなストレス
・ 喪失体験 : 家族や親しい人、ペットなどとの離別や死別
・ 病気 : 難病や癌などの疾病
・ 職場での大きな出来事 : 人事異動や転職など
・ 環境の変化 : 引っ越し、震災などの災害

小さなストレスの積み重ね
・ 職場での小さな出来事 : 仕事で成果が出ない、毎日の残業、休みが取れない
・ 日々の人間関係 : 中間管理職などの上下からの板挟み、同僚との関係、上司に怒られる、家庭不和など
・ 孤独感 : 相談できる人がいない、本音を言い合える仲間がいない
・ 身体の衰え : 気づかないうちに迫ってくる老化など

これらのストレス要因は一つだけではなく、複数の要因が重なり合っているので、視野を広くしながら見る必要があります。

私たちはストレスに長くさらされていると、脳幹にあるセロトニン神経という部位から「セロトニン」という物質が出にくくなってきます。

この「セロトニン」という物質は、神経伝達物質のひとつで、別名「幸せホルモン」と言われる心の安心・安定を保つホルモン物質です。

この「セロトニン」が出なくなってしまうと「うつ病」になると言われています。

「うつ」の症状について

「うつ」の症状は主に次のようなものがあります。

精神的な症状
感情 : 抑うつ感、不安感、イライラ、心配症、劣等感など
思考 : 集中力の低下、記憶力の低下、判断力の低下
行動 : 虚脱感、興味・関心の低下、無気力

●心理的な原因による身体的な症状
めまい、耳鳴り、肩こり、頭痛、食欲不振、不眠、手の震え

サイクルとしては、1日の中で午前中から午後にかけて調子が悪くなり、夕方からは少し元気になることがあります。

そして、体内時計が狂ってしまうため、朝早く目覚めてしまったり、夜中に目が覚めてしまったりなど、なかなか熟眠感が得られません。

4つの領域の関わりについて

私たちは「感情」「思考」「行動」「身体反応」の4つの領域を持っています。
これらはバラバラではなく密接に関わり合って、複合的に発生することが多くあります。

ひとつ例を挙げると

仕事はすごく大変だけど、特に“うつ”とは思っていないかったのに、病院に行ったら“うつ”と診断された

というクライアント様を取り上げてみます。

「行動」という面の一つとして睡眠時間をお聴きしたら「3時間」という言葉が返ってきました。

睡眠時間を削ってでも仕事をしなければという「思考」をして
睡眠時間を削ってでも仕事をするという「行動」を続けたことで
「感情」の起伏が激しくコントロールできなくなり
“うつ状態”となってしまう。

その結果として、頭痛や手の震えなどの「身体症状」が現れ、体の不調として内科を受診しても原因が分からず。
心療内科に行ってみたところ「うつ病」という診断。

そして、そのまま薬物療法に入ったものの、なかなか治らず、当カウンセリングルームの心理療法を行うことになりました。

クライアント様の中でも、

初めは自分自身が「うつだったことに気づいていない」

方もいらっしゃいます。

特に、小さなストレスの積み重なりは、ストレスを受けるのが当たり前となって、放置状態となってしまうことが多くあります。

このような状態を放っておいた場合、後にどのようになってしまうのか?

早めの対処を逃してしまうと、体が思うようにならず働けなくなったり、普通に生活することすら難しくなってしまいます。

放置せず、ひとりで悩まずに、すぐに相談しましょう。

特に、ひとつのサインとして

「落ち込んでしまう」

ということについては、当カウンセリングルームで特に重要視しております。

当カウンセリングルームでは
生きづらさを解消し生き生きと人生を過ごせるよう、さまざまな心理療法を身につけていけるようなご支援をしております。

「今の苦しみをすぐに取り除きたい」
「ずっと抱えてきた生きづらさを何とかしたい」

など、様々なお悩みも受け付けております。

カウンセリングを進めていくことで
一人では気づきにくい内面を掘り下げ
人生でいざというときに備えるスキルも
身につけることができます。

“落ち込み”思考から“幸せ”思考へ導く

をテーマにして
さまざまな心理療法を行っていきますが
潜在意識を活用して

「安心感と自信を作り出すための
「“落ち込み”思考」の悪循環を断ち切り
「“幸せ”思考」の善循環に入る方法

を中核にした

「かみき式うつ思考改善プログラム」

のを提供しております。

プログラムは「うつ病」の方に限らず

憂うつな“落ち込み”思考の克服
アダルトチルドレンの克服
トラウマの克服
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お悩みで苦しんでいる方の力になる
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カウンセリングではワークを通して
あなたと一緒に、“幸せ”思考の糸口を
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