失敗をするたびに、自分なんて価値がないと感じてしまう

こんにちは。
心理カウンセラー 神木春人です。

今日は、「失敗をするたびに、自分なんて価値がないと感じてしまう」という経験をしている方に、お話をしたいと思います。

失敗するたびに「自分には価値がない」と感じてしまうのは、どうしてなのでしょうか?

失敗は、あなたの価値を下げるものではありません。
むしろ、あなたの価値を高めるための、大切なステップなのです。

まずは、そのことを理解し、自分自身を肯定する練習から始めましょう

なぜなら、失敗から学ぶことで、私たちは成長できるからです。

完璧な人間なんて、いません。
失敗は、いわば成長痛のようなもの。
痛みを乗り越えた先に、より強く、より美しい自分が待っているのです。

その痛みに耐えられなかった時、自分はダメな人間だと自分を責めてしまいます。

しかし、その痛みはあなただけが感じている特別なものだと、勘違いしているのかもしれません。

その痛みを吐き出して、あなたと同じような痛みを感じている人がいること、あなたが感じている痛みは特別なものではないことに気づいてみませんか?

ここでは、認知行動療法(CBT)という心のトレーニング方法をご紹介します。

認知行動療法とは、私たちの思考(認知)と行動が、感情にどのように影響を与えているのかを理解し、ネガティブな思考パターンや行動パターンを変えていくことで、心の健康を改善する心理療法です。

1. 自分の思考パターンを知る
まずは、失敗したときに、どんな考えが頭に浮かぶのかを、ノートなどに書き出してみましょう。
例えば、「私はいつも失敗ばかり」「私には価値がない」「どうせまた失敗する」など、具体的な思考を書き留めていきます。

2. 思考の歪みに気づく
書き出した思考パターンの中に、「いつも」「絶対」「どうせ」といった、極端な言葉や、白黒思考が含まれていないか、チェックしてみましょう。
これらの言葉は、現実を歪めて捉えている可能性が高いです。

3. 思考の歪みを修正する
例えば、「私はいつも失敗ばかり」という考えが浮かんだら、「本当にいつも失敗ばかりだったか?」と自分に問いかけてみましょう。
成功した経験を思い出し、そのときの思考や行動を書き出してみるのも効果的です。

4. 新しい思考パターンを練習する
歪んだ思考を修正したら、それを新しい、より現実的で柔軟な思考パターンに置き換える練習をします。
例えば、「今回はたまたまうまくいかなかった。
次は、こうすればうまくいくかもしれない」など、前向きな思考を意識的に行いましょう。

この練習を続けることで、「失敗=自分には価値がない」という自動思考を、より健康的でバランスの取れた思考へと変化させていくことができます。

また、「自己肯定感が低い」「自分軸がない」「他人軸で動いてしまう」といった特徴は、過去の経験や、周囲の人との関わりの中で、長い時間をかけて形成されたものです。

それらを自分一人で変えようとするのは、とても難しいことなのです。

 失敗は、終わりではありません。
新しい自分に出会うための、始まりなのです。

失敗から学び、自分自身を肯定する練習を続けることで、あなたは必ず、より強く、より美しい自分へと成長できるはずです。

もし、「一人では難しい」と感じたら、いつでも私に話してみてください。
カウンセリングを通して、あなたの心に寄り添い、あなたが本来持っている輝きを取り戻すお手伝いをいたします。

一緒に、新しい自分に出会うための旅路を、歩んでいきませんか?

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