親しい人からのちょっとしたひと言に、必要以上に傷ついてしまう

こんにちは。
心理カウンセラー 神木春人です。

今日は、特に親しい人からのちょっとしたひと言に対して、必要以上に傷ついてしまう。
そんな経験をしている方に、お話をしたいと思います。

親しい人からの何気ない一言なのに、どうしてこんなに深く傷ついてしまうんだろう?

「気にしすぎ」って言われても、それが簡単にできたら苦労しないのに……

このように、心が傷ついて苦しい時に、どのようにしたら良いのだろう?

大丈夫です。
あなたのその繊細な心を、少しずつ強く、そしてしなやかにしていく方法はちゃんとあります。

大切なのは、自分自身の心の動きを理解し、適切にケアしていくこと
それは、自分自身を深く知る旅のようなものです。

傷つきやすい心を抱えていると、日々の生活の中で、たくさんの「痛み」を感じてしまうかもしれません。

でも、その「痛み」は、あなた自身をより深く理解するための、大切なヒントでもあるのです。

なぜ、あなたはそんなに傷ついてしまうのでしょうか?

それは、あなたが「特別に弱い」からではありません。
そして、あなたが感じていること、経験したことは、決してあなただけのものではないのです。

「親しい人からのちょっとした一言に、必要以上に傷ついてしまう。」

そう感じる人は、実はたくさんいます。
あなたは、一人じゃない。

多くの人が、あなたと同じように、言葉の「棘」に心を痛めているのです。

特に、自己肯定感が低く、他人軸で動き続けてきた人は、自分自身の価値を、他人の評価に委ねてしまいがちです。

そのため、他人の言葉を、自分の存在そのものへの評価として、受け取ってしまうのです。

しかし、本来、あなたの価値は、他人の言葉で決まるものではありません。

あなたは、あなたのままで、十分に価値のある存在なのです。

ここで一つ、具体的な方法をお伝えしましょう。

それは、「心の安全基地を作る」という方法です。

たとえば、あなたは、過去に傷ついた経験から、特定の人や状況に対して、過剰に反応してしまうことがあるかもしれません。
それは、過去の傷が、まだ癒えていない証拠です。

そんな時、試してほしいのが「スキーマ療法」です。

これは、過去の経験が、どのように現在の思考や感情、行動に影響を与えているかを理解し、より健全なパターンを構築していく心理療法です。

たとえば、親しい人から「あなたはいつも遅刻するね」と言われたとします。
この一言に、必要以上に傷ついてしまうのは、過去に「あなたはダメな子だ」と言われた経験と、無意識のうちに結びついてしまっているからかもしれません。

スキーマ療法では、このような、過去の経験と現在の感情のつながりを、丁寧に紐解いていきます。
そして、自分の感じていることが、過去の傷から来ていることを理解することで、過剰な反応を抑え、冷静に状況を見つめることができるようになります。

具体的には、以下のようなステップで進めていきます。

1. 自分の感情や思考を、客観的に観察する
「今、私は何を感じている?」「なぜ、そう感じている?」と、自分自身に問いかけてみましょう。

2. 過去の経験を思い出す
その感情を引き起こした、過去の出来事を、できるだけ詳細に思い出してみましょう。

3. 過去と現在のつながりを理解する
過去の経験が、どのように現在の感情や思考に影響を与えているかを、じっくりと考えてみましょう。

4. 新しいパターンを構築する
過去の傷に振り回されず、より健全な思考や行動のパターンを、少しずつ身につけていきましょう。

このプロセスを通じて、あなたは、自分の心の「安全基地」を、自分自身の中に築いていくことができるのです。

 親しい人からのちょっとした一言に、必要以上に傷ついてしまう…。
その悩み、一人で抱え込まないでくださいね。

あなたの繊細な心は、決して弱さではありません。
それは、あなた自身の個性であり、魅力でもあるのです。

スキーマ療法のように、あなたの心の傷を癒し、より生きやすい毎日を送るための方法はあります。

もし、一人で抱え込むのが辛くなったら、いつでも私に話してください。カウンセリングでは、あなたの心に寄り添いながら、一緒に解決への道を歩んでいきます。

あなたの心が、少しでも軽くなるように、私にできることがあれば、いつでもお手伝いさせてください。

あなたが、あなた自身の「安全基地」を見つけ、心穏やかに過ごせる日々を送れるようになることを、心から願っています。

もし、少しでも「カウンセリングを受けてみたい」と思ったら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
あなたとお話できることを、楽しみにしています。

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